2016年2月29日月曜日

M37 ぎょしゃ座の散開星団

撮影:2016/02/28
Sky-Watcher GotoDob10 f=1200mm F=4.7
Canon Eos kiss X50
Iso 3200  6sec
YIMGにて2枚をコンポジット,γ補正
やっと晴れたと思ったら、直ぐに雲が広がって 
雲の間から何とか撮影です。

2016年2月25日木曜日

八重山で南十字星を見るためのツール

相変わらず曇天続きで、ウンザリしてきますね。でも意気消沈してばかりもいられませんね。

さて、先日ある方から、南十字星を見るには何時が良いかを、尋ねられました。そういえばと思い出したのが、昔私が作った八重山から南十字星を見るためのツールです。少し修正を加えて、作り直してみました。もし八重山に来る機会がありましたらお使いください。



八重山で南十字星を見るためのツールは、南十字星の南中時刻を調べるグラフと、南中時の南十字星周辺の星図を重ね合わせたものです。グラフは赤色で描かれているため、赤いライトの下では見えなくなり、星図だけが見えるようになります。

まずは上の図を、あなたのPCに保存してください(Explorerなら、画像を右クリックして「名前を付けて画像を保存」です)。そして適当なソフトで適当な大きさの紙に印刷してください。私は少し老眼気味なので、大きめの紙に印刷していますが、ポストカードぐらいの大きさが見やすく、携帯にも便利です。若い方なら名刺大でも良いかもしれません。

南中時刻の調べ方(赤い色のグラフを使います)
左右の軸から、観望する日を探します。水平にたどって、南中時刻と書かれた斜めの太い線との交点を見つけます。そこから上下に垂直方向にたどると、南中時刻がわかります。

南中時刻がわかったら、実際にその時刻に観望します。その時は赤いライトを使います。どうして赤いライトを使うのかというと、普通のライトで星図を照らしてしまうと、目の瞳孔が閉じてしまうため、暗い星が見えなくなってしまうのです。赤い光は目への刺激が少なく、あまり瞳孔が閉じません。だから星図と実際の星空を見比べながら星を探すときに都合が良いです。普通の懐中電灯に赤色のセロファンを被せても良いでしょう。

さて、このツールは、石垣島から見たときに時刻や見え方を調整してあります。宮古島から与那国島の範囲ならば、南中時刻はプラスマイナス5分以内なので、補正する必要はありません。沖縄本島ならば南中時刻をマイナス15分してください。

2016年2月14日日曜日

Ubuntu & StellariumでSky-Watcher Goto Dobをコントロールする方法


昼間は快晴だった石垣島、夕方から曇ってしまいました。久しぶりに天体写真が撮れると期待していたのですが、残念です。なので、備忘録を兼ねて、望遠鏡をPCからコントロールする方法を書いておきます。

それにしても、Stellariumは優れたソフトです。プラネタリウム機能はもちろんのこと、望遠鏡で見た時のシュミレーションや、望遠鏡のコントロールまでできてしまう。プラットホームもWindowsMacLinux・・・何でもござれ。これでスマホ向け以外は無料なのですから、使わない手はないです。

私はLinux Ubuntu14.04上で使用しています。OS無しの中古のノートパソコンは、1万円も出せばそこそこの性能の物が買えます。プラスUSBシリアル変換ケーブル(千数百円程度)の出費で、PCコントロール環境を構築できてしまいます。

ちなみに私が購入したケーブルはこちらです。

まず、UbuntuソフトウェアーセンターでStellariiumをインストールします。

Ubuntu上のStellarium から望遠鏡のコントロールをする際には、「ダイヤルアウトグループ」というものにユーザーを登録する必要があるようです。これの意味するところは、私にはサッパリ解りませんが、とにかくやりましょう。詳しくは以下を読んでください。

要は「端末」から以下のコマンドを入力して、リブートすれば良いようです。
sudo adduser <ユーザー名> dialout

望遠鏡のSynScanコントローラーで、アライメントは済ましておきましょう。Stellariumからはアライメントはできないようです。ちなみに水平と磁北を合わせれば、そこそこの精度でアライメントは完了します。

望遠鏡に付属のコントローラーケーブルをSynSacnに繋ぎ、USBシリアル変換ケーブル経由でPCに繋ぎます。

おもむろにStellariumを立ち上げます。美しい画面ですね。まずは「F6」で現在地を自分の観測地に合わせましょう。

次に「F2」で環境設定ダイアログを開き「プラグイン」タブで「望遠鏡のガイド」を選択、オプションの「起動時に実行」にチェックを入れて「設定」ボタンをクリック。

「望遠鏡」タブで「add」をクリック。

Nameには適当な名前を入れましょう。
Serial poatは「/dev/ttyUSB0
Device modelは「Sky-Watcher SynScan(version 3 or later)」を選択します。
で「了解」をクリック




以上です。
これでPCからSW Goto Dobをコントロールする環境が整いました。

あとはStellariumで観望したい天体を選択し、導入するだけです。ショートカットは「Ctrl+1」です。

読んでくれてありがとうございました。

2016年2月11日木曜日

DELL XPS M1210








たまに晴れると、出張が入ったりして、今月は全く星空を観ることができません。
また、機材の話です。

サブ機ですが、普段の文章書きや、ネット閲覧、望遠鏡のコントロールなど、
メイン機以上に活躍しています。

もともと、会社で使わなくなった物を貰ってきて、中身をいろいろといじってあります。
いじりがいのあるPCですね。

主な改良点
CPU換装 T2300 → T7200 
HDSSDに換装
・メモリ増設 512M  → 4G
Wi-Fiモジュール増設
Bluetoothモジュール増設

改良には主にこちらを参考にさせていただきました。

残る不満点は1つ、
バッテリーの持ちが悪いことです。
稼働時間は概ね2時間弱という所でしょうか。
自宅ではコンセントに繋いで使用しますので、問題ありませんが、
屋外で望遠鏡をコントロールするときは、もう少し長く持ってもらいたいです。

対策として、
・予備バッテリーを買う
・バッテリー持ちの良い、中古PCを買う
・ポータブル電源を買う
の何れかを、現在検討中です。

OSwinXPの期限切れで、ubuntuを使用していましたが、
Win系のソフトを使う必要が出てきたため、
現在はubuntu windows10の、デュアルブートで使用しています。

古いPCの為か、windows10ではBluetoothモジュール等のドライバに不具合があります。
その点、ubuntuは、全く問題なく使用できます。
linuxは、古いPCと相性が良いですね。

ところで私、linuxは初心者でして、敷居が高かったのですが、
実際に使ってみると、windowsとほとんど使い勝手が変わりませんね。
細かい設定で、難解なコマンドを打ち込まなければならないこともありますが、
ネットの拾い読みで、意味はわからなくとも、何とかなってしまっています。(^_^;)

読んでくれてありがとうございました。

2016年2月5日金曜日

Sky-Watcher Goto Dob 10


石垣島は今日も雨。
〽ああああ〜、長崎ぃは〜、今日も〜、雨ぇだぁった〜
と、いう歌がありましたが、
石垣島、2月に入っても全く星空なし。
なので機材の話でもしましょうか。

現在、私がメインで使用している天体望遠鏡は、
Sky-Watcher Goto Dob 10 です。
私は、『撮る』よりも『観る』&『観せる』、が好きなので、
大口径が安価で買える、ドブソニアンをチョイスしています。

それにしても、安くなったものです。
25センチに自動導入が付いて、十数万円で手に入る時代です。
子供の頃を返りみると、隔世の感がありますね。

このクラスの望遠鏡としては、標準的な重さでしょうか。
架台と鏡筒が分離でき、各15キロと19キロですので、
運搬する時は、腰を下げて、上体を起こして持ち上げないと、
腰を痛めるかもしれません。
ですから、できるだけ車で横付けできるところで使用しています。

2つの基準星でアライメントすれば、かなり精度よく導入できます。
基準星が見えない時でも、水平を取り、方位磁針で北を合わせれば、
とりあえず、そこそこの精度で天体の導入ができます。
少し明るい時でも、とりあえずオートガイドを始められるので、
早い時間からの観望会の時には便利ですね。

それと、PCからコントロールができるのは便利です。
附属のケーブルはRS-232C用ですので、USBからの変換ケーブルを使います。
私は無料のオープンソースプラネタリウムソフトのStellariumを使っています。
非常に安価に、PCコントロール環境が構築できちゃいます。

写真撮影は、
明るい天体なら、それなりに撮れますが、長時間露出は無理です。
直焦点5秒で、10枚中2~3枚が使えるかな、という程度の精度です。
本格的に撮りたい方は、迷わず赤道儀をチョイスしましょう。

読んでくれてありがとうございました。
晴れて欲しいですね。

2016年2月1日月曜日

オリオン大星雲


撮影:2016/01/26
Sky-Watcher GotoDob10 f=1200mm F=4.7
Canon Eos kiss X50
Iso 6400  5sec
YIMGにて4枚をコンポジット,γ補正

2012年7月4日水曜日

唐人墓からの北斗七星

The Big Dipper from the Tojin-baka (a tomb for Chinese people) in Ishigaki Island


2012/07/02 21:32