2016年2月25日木曜日

八重山で南十字星を見るためのツール

相変わらず曇天続きで、ウンザリしてきますね。でも意気消沈してばかりもいられませんね。

さて、先日ある方から、南十字星を見るには何時が良いかを、尋ねられました。そういえばと思い出したのが、昔私が作った八重山から南十字星を見るためのツールです。少し修正を加えて、作り直してみました。もし八重山に来る機会がありましたらお使いください。



八重山で南十字星を見るためのツールは、南十字星の南中時刻を調べるグラフと、南中時の南十字星周辺の星図を重ね合わせたものです。グラフは赤色で描かれているため、赤いライトの下では見えなくなり、星図だけが見えるようになります。

まずは上の図を、あなたのPCに保存してください(Explorerなら、画像を右クリックして「名前を付けて画像を保存」です)。そして適当なソフトで適当な大きさの紙に印刷してください。私は少し老眼気味なので、大きめの紙に印刷していますが、ポストカードぐらいの大きさが見やすく、携帯にも便利です。若い方なら名刺大でも良いかもしれません。

南中時刻の調べ方(赤い色のグラフを使います)
左右の軸から、観望する日を探します。水平にたどって、南中時刻と書かれた斜めの太い線との交点を見つけます。そこから上下に垂直方向にたどると、南中時刻がわかります。

南中時刻がわかったら、実際にその時刻に観望します。その時は赤いライトを使います。どうして赤いライトを使うのかというと、普通のライトで星図を照らしてしまうと、目の瞳孔が閉じてしまうため、暗い星が見えなくなってしまうのです。赤い光は目への刺激が少なく、あまり瞳孔が閉じません。だから星図と実際の星空を見比べながら星を探すときに都合が良いです。普通の懐中電灯に赤色のセロファンを被せても良いでしょう。

さて、このツールは、石垣島から見たときに時刻や見え方を調整してあります。宮古島から与那国島の範囲ならば、南中時刻はプラスマイナス5分以内なので、補正する必要はありません。沖縄本島ならば南中時刻をマイナス15分してください。

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