2016年2月14日日曜日

Ubuntu & StellariumでSky-Watcher Goto Dobをコントロールする方法


昼間は快晴だった石垣島、夕方から曇ってしまいました。久しぶりに天体写真が撮れると期待していたのですが、残念です。なので、備忘録を兼ねて、望遠鏡をPCからコントロールする方法を書いておきます。

それにしても、Stellariumは優れたソフトです。プラネタリウム機能はもちろんのこと、望遠鏡で見た時のシュミレーションや、望遠鏡のコントロールまでできてしまう。プラットホームもWindowsMacLinux・・・何でもござれ。これでスマホ向け以外は無料なのですから、使わない手はないです。

私はLinux Ubuntu14.04上で使用しています。OS無しの中古のノートパソコンは、1万円も出せばそこそこの性能の物が買えます。プラスUSBシリアル変換ケーブル(千数百円程度)の出費で、PCコントロール環境を構築できてしまいます。

ちなみに私が購入したケーブルはこちらです。

まず、UbuntuソフトウェアーセンターでStellariiumをインストールします。

Ubuntu上のStellarium から望遠鏡のコントロールをする際には、「ダイヤルアウトグループ」というものにユーザーを登録する必要があるようです。これの意味するところは、私にはサッパリ解りませんが、とにかくやりましょう。詳しくは以下を読んでください。

要は「端末」から以下のコマンドを入力して、リブートすれば良いようです。
sudo adduser <ユーザー名> dialout

望遠鏡のSynScanコントローラーで、アライメントは済ましておきましょう。Stellariumからはアライメントはできないようです。ちなみに水平と磁北を合わせれば、そこそこの精度でアライメントは完了します。

望遠鏡に付属のコントローラーケーブルをSynSacnに繋ぎ、USBシリアル変換ケーブル経由でPCに繋ぎます。

おもむろにStellariumを立ち上げます。美しい画面ですね。まずは「F6」で現在地を自分の観測地に合わせましょう。

次に「F2」で環境設定ダイアログを開き「プラグイン」タブで「望遠鏡のガイド」を選択、オプションの「起動時に実行」にチェックを入れて「設定」ボタンをクリック。

「望遠鏡」タブで「add」をクリック。

Nameには適当な名前を入れましょう。
Serial poatは「/dev/ttyUSB0
Device modelは「Sky-Watcher SynScan(version 3 or later)」を選択します。
で「了解」をクリック




以上です。
これでPCからSW Goto Dobをコントロールする環境が整いました。

あとはStellariumで観望したい天体を選択し、導入するだけです。ショートカットは「Ctrl+1」です。

読んでくれてありがとうございました。

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